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TOPPANの印刷技術と最新VR作品見学

活動報告

2025年07月01日更新

とき

2025年05月21日(水)

ところ

デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS

内容

FECは5月21日、会員企業であるTOPPANホールディングス㈱との共催で在京大使館の外交団を招き“Explore Japan’s Cutting-Edge Printing and Cultural Heritage Technologies”と題しTOPPAN小石川本社ビルにある印刷博物館と併設のデジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSSにて同社の印刷技術と最新のVRによる文化財のデジタルアーカイブの体験会が開催した。冒頭、松澤建FEC理事長より挨拶があり、次いで今回の企画を快くお引き受け頂いた池田隆夫TOPPANホールディングス株式会社常務執行役員が参加者にむけて体験会の意義の説明があった。
当日は、ウィッチュ・ウェチャーチーワ駐日タイ王国大使をはじめ8カ国10人の外交団が参加し、印刷技術の歴史と同社の最新の技術を体験した。特に注目を集めたのは、白黒の図版しか現存していない伊藤若冲の幻の作品「釈迦十六羅漢図屏風」を、同社のデジタル技術と学術的知見に基づいて復元した展示や、VR作品『金峯山寺』である。
これらのVR作品を制作するにあたっては緻密な計測と高度なデジタル技術が必要で、2016年の熊本地震で被害を受けた熊本城の石垣の復元には、同社のアーカイブデータが大いに役立っている。この技術は世界各国の文化財のデジタル保存に大いに役立つもので、最後に行われた文化財のデジタルアーカイブについてのプレゼンテーションでは活発な質疑応答が行われた。

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