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藪中三十二新外務事務次官を招き第89回FEC国際問題懇談会の開催

国際問題懇談会

2008年03月27日更新

平成19年度FEC通常理事会の開会に続いて藪中外務事務次官を迎え第89回FEC国問懇で日本外交政策を聞く

平成19年度FEC通常理事会開催会場

平成19年度FEC通常理事会開催会場

第89回FEC国際問題懇談会で講演の藪中外務事務次官

第89回FEC国際問題懇談会で講演の藪中外務事務次官

とき

平成20年(2008)3月27日(木)  12時〜13時45分(12時から45分は理事会)

ところ

ANAインターコンチネンタル東京ホテル37階「シリウス」

概要

藪中三十二新外務事務次官を招き第89回FEC国際問題懇談会の開催。

内容

テーマ

 FECの平成19年度通常理事会の開会と併せて1月17日に外務事務次官に就任の藪中新次官を招き日本の外交政策を聞く

内 容

(1)FEC理事会は開会に際し斉藤理事長を議長に選出。続いて役員の改選案、定款と規則の一部改正案、平成19年度補正予算案、平成20年度暫定予算の4件の議案を一括して埴岡副理事長が説明。その後審議を経て全会一致により原案のとおりに全議案が可決承認された。引き続いて昼食懇談会に入り斉藤理事長が米国大統領選と米国政治情勢について説明。FEC副会長、理事、国別正副委員長と監事ら40名が出席した。

(2)理事会閉会後、藪中外務次官を招き第89回FEC国際問題懇談会を次のとおりに開催した。

概 要

 第89回FEC国際問題懇談会は、埴岡副理事長の開会あいさつと藪中外務次官の紹介の後、藪中次官は日本外交の現状と当面する課題について説明と外務事務次官就任あいさつを行った。

 次官に就任し2ヶ月が経過したが、大任だと心得ている。政治、経済担当の外務審議官としての3年の経験を踏えて外務次官としての重責に当たりたいと述べた後、今年は40カ国のアフリカ各国首脳級を招いてのTICAD-IV(第4回アフリカ開発会議)とG-8の2つの大きな国際会議が開催される。すでにG-8の関係閣僚会議が順次開催されている。TICADの開催は日本として世界に情報を発信できる良き機会だと語った。併せて日韓、日中、日露の外交関係と日本の国連安保理の常任理事国入りなどの外交政策についても説明があった。

 その後の次官との懇談に移り、出席のFEC役員から毒入りギョウザについては日本の警察当局の捜査結果を受け客観的に見ても明らかに白黒は明白であり対中交渉においては断じて政治的妥協は当ってはならない。この問題は日本国民の生命に係ることであり国民の大多数の意見でもある。アフリカ開発会議を開催する目的を明らかにする。さらには対アフリカ援助の方法をもっと効果的なことを実施すべきであるなどの意見、質問が出されて次官が一つ一つ丁寧に答えた。


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