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在日ロシア連邦大使館幹部との第3回日露経済問題等協議会を開催

ロシア 日露文化経済委員会

2007年10月03日更新

タブー無しでガルージン駐日ロシア公使ら幹部とFEC日露文化経済委員会委員が意見を交換する

右側がガルージン公使ら大使館幹部、左はFEC日露文化経済委員、理事らの経済人

右側がガルージン公使ら大使館幹部、左はFEC日露文化経済委員、理事らの経済人

在日ロシア大使館を代表し説明するガルージン駐日ロシア公使

在日ロシア大使館を代表し説明するガルージン駐日ロシア公使

とき

平成19年(2007)10月3日(水) 14時00分〜16時00分

ところ

ANAインターコンチネンタル東京ホテル37階「シリウス」

概要

ガルージン駐日ロシア公使らを招いて第3回日露経済問題等協議会を開催

内容

テーマ

FEC日露文化経済委員会と在日ロシア連邦大使館との合意に基づき両国間の経済問題をはじめとする諸問題を課題として両者間でタブー無しで率直な意見交換を通じて日露間の諸課題の解決の一助に寄与する場とし、2ヶ月に1回同大使館などで定期的に開催している。

内 容

前回の在日ロシア大使館に続き第3回同協議会(略称・日露協)はFECが幹事となってANAインターコンチネンタル東京で開催した。大使館からはガルージン公使、コスチン参事官(政務)、オヴェチコ参事官(経済)、セリエフ1等書記官(領事)の4名が出席。FECは日露文化経済委員の児玉幸治元通産次官、森敏光元駐カザフスタン大使、宮脇宗嗣、蜂谷哲也両FEC理事らFEC法人会員の企業代表者20名が出席した。進行は埴岡和正副理事長が当った。

概 要

開会に際して埴岡副理事長は、安倍、フラトコフ両首相の辞意表明、福田、ズプコフ両新内閣の発足の期日、両新内閣の新閣僚の人数は、両国とも同じであり何か奇縁を感じる。この会談はタブー無しが原則であり互いに率直に語り、この場を大いに談論風発の場としたいと主催者あいさつ。
続いてガルージン公使が最近の日露諸情勢に関して説明し両国関係がより発展していると強調した。10月下旬にラブロフ外相、11月上旬のナルシュキン副首相の要人来日についても説明を行った。児玉委員は両国の政治課題は一時の状況から考えると近年はその動きがスローであるように思われると指摘。森委員はわが国が対露外交の現状について自説を語った。冒頭に3氏が意見を述べた後、両出席者による意見交換が活発に行われた。◇ロシアの極東開発は真剣か ◇シベリア鉄道の両国の協力のあり方は ◇日露の原子力協力の今後の進め方は ◇ロシアの国際開発銀行の開設準備の進展状況は ◇両国の投資保護のための協定の行方は ◇ロシアが保有する外資政策は ◇シベリアの原木輸出やカニの対日輸出規制の実情はいかに ◇対露投資においてのロシア関係省庁の認可。許可事務の迅速さと簡事化の要望などの各種事項について意見、要望がFEC側から述べられた。大使館側はガルージン公使が最近プーチン大統領がソチにおいて日露関係は経済発展のみならず国境確定問題を解決したいと発言したことを説明し両国の関係強化に向けての意向を述べて説明に当った。経済問題はオヴェチコ参事官が丁寧且つ詳しい説明を行った。次回は12月3日16時から第4回同協議会、続いて忘年会を在日ロシア連邦大使館での開会を両者で確認して閉会した。

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