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駐日ブルガリア大使が埴岡副理事長に協力を要請

日欧文化経済委員会

2006年06月09日更新

内容

ブラゴヴェスト・センドフ駐日ブルガリア大使と面談

 埴岡FEC副理事長は8月18日午前、東京・渋谷区内の在日ブルガリア大使館にブラゴヴェスト・センドフ駐日大使を訪問した。面談には同大使館のトマ・チュパロフ経済担当参事官が同席した。大使は本国での夏休みを終えて帰任したばかり。

 冒頭、大使は「10月の第13次FEC欧州経済事情等調査団のわが国訪問を心から歓迎すると同時に期待している」と述べ、「環境機器メーカー、食品加工、ワインの輸出などの企業関係者に訪れてほしい」と語った。参事官は、「現在、円借款によるわが国火力発電所の建設を行なっており、日本の電機、重工メーカーとゼネコンが工事に当たっている。ブルガリアはギリシャなど周辺国に電力を輸出している。電源の50%は原子力、30%が火力で20%が水力」等の電力事情を説明した。

 大使は、ワインの発祥の地はブルガリアであり美味しいものが沢山あるが日本では知られていない。このワインの日本への輸出にぜひFECの協力を、さらには日本企業のブルガリアへの投資促進についてもぜひ協力してほしい、と要請した。

 埴岡副理事長は大使とは6月20日、参事官とは8月8日の個別面談に続いて2回目の会談となった。

ブルガリア大使館にて
ブルガリア大使執務室の両国旗の前で=大使(右)と埴岡副理事長、参事官(左)


駐日ハンガリー大使が同国行革の実情も説明

埴岡副理事長とジュラ・ダブローナキ駐日ハンガリー大使が面談

 ダブローナキ駐日ハンガリー大使は8月11日、埴岡FEC副理事長とのホテルオークラ東京での両国の交流促進のための意見交換の昼食懇談の席上でハンガリーの行財政改革の実施状況を詳しく説明した。

ハンガリー大使と面談
ホテルオークラ東京でダブローナキ大使(左)がハンガリー行革の現状を説明した
 大使は、4月の総選挙で与党が勝利を収め6月に発足の新政権は小泉首相と同じく改革を実施。政府は17省が12省に、公務員は20%削減、地方も19の県を7つの地域に統合、国鉄も旅客と貨物を分離し民営化などを柱とする改革を実施している。かつても改革は掲げられたが、掛け声倒れに終わっていたが、今回は着実にすすめられていると述べた。さらに、今やハンガリーは他の東欧の国々と比べて労働賃金も高いので、安い労働力を求めるのであればわが国は適さない。ハイテク企業が望ましい。ハンガリーの教育水準は高いので、良質な労働力がある、と述べた。

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