チエット国家主席(大統領)、党No.2のアイン政治局員・公安大臣、カイ前首相らの要人と会談し大変な歓迎を受けた第3次FECベトナム経済事情等調査団は、昨年に続いて実り多い成果を挙げた

とき

平成20年(2008)3月9日(日)〜15日(土)・7日間

ところ

ベトナム(ハノイ、ホーチミン)

概要

第3次FECベトナム経済事情等調査団は、昨年に続いて実り多い成果を挙げた。

内容

日越国交35周年の本年に際し昨年3月の第1次FECベトナム経済事情等調査団に続き第3次の同調査団を3月に派遣。一昨年10月に来日のズン・ベトナム首相と一行を来賓に招きFEC日越文化経済委員会を発会させて以来、3度のベトナムへの経済調査団を派遣しベトナムの政府・党首脳との会談を通じて同国の基本政策に理解を深め、さらにはインフラ整備状況の調査を行った。併せて、FECと日越文化経済委員会とベトナムの共産党及び政府要人との交流を通じて友好関係を深化させるための一助とした。

 

今次調査団のハノイ訪問時にはズン首相ら一行は欧州訪問へ。チョン国会議長は豪州、日本、韓国への訪問のため出発した後であったが、チエット国家主席(大統領)、党No.2のアイン政治局員・公安大臣、党政治局員のヴィエット越日友好議連会長、ハン中央委員会対外委員長とズン交通運輸相、フォン科学技術大臣の両閣僚との各会談が行われた。なかんずくチエット国家主席との会談は武藤団長は3回目となり、主席の気遣いは相当以上のものがあり一行は感動することが多かった。外相も出張中のためにズン外務副大臣が1月下旬に帰任したカップ前駐日大使と共に政府迎賓館で歓迎晩餐会を催し一行をもてなした。第3次同調査団は昨年の2月23日の同調査団以上の歓迎を受け、マスコミでも国営テレビのニュース、新聞一面を飾るトップ記事として扱われた。

次の都市のホーチミン市ではカイ前首相、ホーチミン市人民委員会副委員長の会談も行われた。このたびの訪問を通じて調査団一行は、ベトナムにおけるFECの存在とその役割に対しての期待の大きさを十分に認識する機会となった。このほど外務省報道官から新駐ベトナム大使に着任したばかりの坂場大使は着任早々の公務多忙の中、一行を招いての歓迎夕食会の開催や各要人との会談にも同行を賜るなどの配慮を得た。水沼駐ホーチミン総領事には前任地のポーランド・ワルシャワに続いてFEC一行の訪問への歓迎を受けた。
武藤団長は一行より一日遅れの3月17日朝に帰国した。

 

 

[団　長]	武藤高義	カルピス株式会社常任相談役・前会長
[副団長]	田中　宏	株式会社クレハ取締役会長
	岡崎真雄	ニッセイ同和損害保険株式会社名誉会長
	土橋昭夫	双日株式会社代表取締役会長
[顧　問]	湯下博之	FEC日越文化経済委員会委員長代行・元駐ベトナム大使
[団　員]	今田　潔	信越化学工業株式会社顧問
	和田真治	日本瓦斯株式会社代表取締役社長
	川合時雄	東彩ガス株式会社代表取締役社長
	米澤泰治	米澤化学株式会社代表取締役社長
	本間克己	株式会社ジーアンドエイチ代表取締役
	石原　博	興和不動産株式会社常務取締役
	大西　誠	株式会社日本航空インターナショナル執行役員
	遠藤　寛	東京海上日動火災保険株式会社執行役員
	海老原弘	阪和興業株式会社取締役
	福原　裕	清水建設株式会社執行役員投資開発本部長
	小澤通裕	日立GEニュークリア・エナジー株式会社事業主管
	武智正安	長谷川香料株式会社理事・海外事業部長
	米村恭一	帝人株式会社海外事業企画室長
	高橋正一	日本通運株式会社営業第二部長
	五十嵐高雄	レンゴー株式会社海外関連事業部長
	瀬下　猛	双日株式会社秘書部渉外担当課長
	姫井勝昭	株式会社日本航空インターナショナルハノイ事業所長 (ハノイのみ参加)
	松田一郎	双日株式会社ハノイ代表 (ハノイのみ参加)
	ダン･フィ･ビン	ニッセイ同和損害保険株式会社ハノイ事務所課長
[事務局長]	吉田昌人	カルピス株式会社国際事業部部長・飲料グループリーダー
[事務局次長]	前田貴俊	民間外交推進協会企画事業部次長と随行員1名