
電源開発株式会社(J-POWER) エグゼクティブ・シニアフェロー
尾ノ井芳樹 様
<会社概要>
J-POWERの愛称で知られる電源開発株式会社の創立は1952年。戦後日本の復興を、エネルギー供給を通じて後押しするために誕生しました。70年以上にわたり低廉かつ安定した電力を供給するとともに全国で基幹送電線の建設・運用を行い、わが国の経済発展と国民生活の向上に貢献してきました。「エネルギー」と「環境」の2つの分野を中心として、世界を舞台に幅広い事業を展開しています。
弊社が2004年に国内電力のための政府特殊法人(※)から上場民間会社に移行した後に、海外電力投資活動の一環としてFECに入会させていただきました。
※特殊法人:公共の利益を目的として設立された、政府の行政機関として機能する法人のこと。特殊法人は、2000年の「行政改革大綱」および2001年に成立した特殊法人等改革基本法に基づき、新たな時代にふさわしい行政組織・制度への転換を目指し、「民間に委ねられるものは民間に委ねる」ことを基本原則に、特殊法人等の事業・組織全般について廃止・民営化を含めた改革に取り組むこととされた。
海外における電力専門分野での具体的な営業活動とは別に、FECがアレンジする各国在京大使によるビジネスセミナーへの参加機会に大きな魅力を感じています。
FEC現地訪問ミッションでは、広くその国の政策パッケージや、特にエネルギー政策の要点を大臣クラスの方々から直接うかがうことができるなど、非常に貴重な機会をいただきました。
それぞれの分野の方々も同様に関係大臣との面談機会が用意されます。また本邦のさまざまな分野で活躍される企業の皆様との会員同士の交流を通じて、当該国ビジネスの全体感に触れさせていただける貴重な機会でもあります。
私個人はベトナムミッションに数度参加させていただき、そのうち2度、ミッションの団長を拝名しました。
あるとき、ベトナムのハイフォン(北部に位置する港町)近くの工業団地を訪問したのですが、そこで突然現地のテレビ局のインタビューを受けることになり驚きました。現地の個々の企業からも歓迎され、我々が思っている以上に日本からの経済ミッションが注目されていることを実感しました。 この現地訪問では、同業の参加者とかなり突っ込んだ対話も行われ、訪問後には団員の現地事業へのイメージがより鮮明になったと思います。
国や業種が多岐にわたる海外市場を対象にしたFECの各種催しや現地ミッションには、スタートアップ企業から大企業まで参加されており、そうしたコミュニティを通じた現地経済社会への理解の広がりは貴重だと思います。
FECの活動は、日本においては各国の在京大使との頻繁な面談機会、現地訪問先においては特定分野に限らず、オールセクターにおいて適切なアレンジを本邦現地大使館・公館から便宜供与いただけることは特徴的であると思います。
すでに海外進出している企業はもちろんのこと、新たな分野での事業展開を目指すスタートアップ企業や、海外事業に携わる担当者の方々にもお勧めしたいです。
海外市場とのつながりで未来志向の事業を企図される方々、また進出済の企業におかれても、今後予想される新しいビジネスシーンをさまざまな会員企業の皆様とともに、FECが企画する各国の在京大使館でのセミナーおよび現地ミッションにて、中央政府および各分野でのハイキーかつ稠密な対話に直接参加される機会は貴重であると思います。
