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拉致被害者家族会の前代表の横田滋氏を招き拉致問題をテーマに第229回FEC国際セミナーを名古屋で開催した

関西・中部地域での活動

2008年02月21日更新

横田滋前代表がめぐみさんが北朝鮮により拉致された事件が日本人の一報で発覚後の10年間の救出活動について淡々と話す

拉致事件の概要説明と支援を訴える横田滋氏と熱心に聞き入るFEC女性会員

拉致事件の概要説明と支援を訴える横田滋氏と熱心に聞き入るFEC女性会員

とき

平成20年(2008)2月21日(木) 13時半〜15時半

ところ

FEC名古屋事務局・会議室(堀内ビル2階)

概要

拉致被害者家族会の前代表の横田滋氏を招き第229回FEC国際セミナー開催。

内容

テーマ

 FECは拉致疑惑と言われていた当時の平成12年(2000)5月に名古屋市内のホテルオークラレストランで開催の第67回FEC国際セミナーのゲストとして横田夫妻を招き北朝鮮によるめぐみさんの拉致事件の事実と夫妻への支援をFEC会員らに訴えて以来継続して各種の支援活動を行ってきたが、その支援活動の一還として今般、FEC女性会員(LFEC)を主体とした支援活動を今後どのように実施していくかを協議するための第229回FEC国際セミナーを開催した。

内 容

 第229回FEC国際セミナーの開会に先立ち埴岡副理事長は横田滋氏を招きJR名古屋駅前のロイヤルパークホテルで鈴木宏子FEC参与はじめ外交を考える女性の集い(LFEC)名古屋支部の堀内、安田幹事らが出席し横田氏を囲んでの昼食会を開催した。続いてFEC名古屋事務局に場所を移して第229回FEC国際セミナーを開催。横田氏がめぐみさんの救出活動の10年を振り返っての活動と事件の真相を説明した。夫人の早紀江さんは出席予定が取り止めとなり横田氏のみの出席となった。

概 要

 開会に際して埴岡副理事長が、FECはこの8年間北朝鮮によるめぐみさんら日本人拉致事件の支援活動を行ってきたが、最近のこの問題に対しての関心が低調となりつつあると思うのでFECとしても世論喚起のための事業展開を行なう必要があるので、横田滋さんを招きLFECの皆さんと協議したい。拉致事件は他人事ではなく我々自身の問題であると常に意識しなければならない。そして日本政府をさらに動かさなければならないと主催者あいさつ。
 続いて、横田滋さんは、昨年11月で75歳となり体調もおもわしくないので家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)の代表を辞任したと冒頭に述べた。引き続いて横田めぐみさんが拉致されてから30年、事件が発覚して10年目に7家族が集まって家族会が結成されたその経緯とこの10年間の横田夫妻と家族会の活動の足跡について淡々と説明を行った。横田夫妻は一昨年8月の青森での支援の集会で1,000回を超えた。この10年は土、日曜、祝日もなく、ただひたすらに全国各地で訴え続けた。47都道府県の全ても訪れたとその厳しい闘い振りを話した。そしてこの事件の解決の大きな力は国民世論の盛り上がりであり今後ともLFECの皆さんの協力をお願いしたいと語った。
 閉会に際して鈴木宏子FEC参与・名古屋LFEC代表幹事が横田さんがご自愛の上今後とも活躍されることを祈念するとあいさつした。

※このセミナーの開会に際して事前にFEC名古屋事務局に会員から「今だに拉致事件が解決されていない。横田さんのお顔を見るのがつらいです。政府は何をしているのですか!」との多くの声が寄せられた。

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