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第4回日露経済問題等協議会(略称・日露経協)と駐日ロシア公使主催の忘年会を開催

ロシア 日露文化経済委員会

2007年12月05日更新

ガルージン駐日公使がロシア下院選とその後の情勢を説明、両国ビジネス交流上の課題にも率直に答える

会議で説明に当たるガルージン公使(右から2人目)

会議で説明に当たるガルージン公使(右から2人目)

忘年会で乾杯の発声に当たる内藤日露委員

忘年会で乾杯の発声に当たる内藤日露委員

とき

平成19年(2007)12月5日(水) 16時〜19時

ところ

在日ロシア連邦大使館2階レセプションルーム

概要

第4回日露経済問題等協議会と駐日ロシア公使主催の忘年会

内容

テーマ

 

(1)
第4回日露経済問題等協議会(両国の経済関係が発展する中で様々なビジネス交流上のトラブルが発生しており、それらの諸課題をテーマに取り上げての意見交換の場としている)16時〜17時30分
(2)
ガルージン駐日ロシア公使主催の忘年会(会談終了後にガルージン公使ら幹部5人とFEC側出席者との交流を深める場としてのレセプション)17時半〜19時

 

内 容

第4回目の幹事は在日ロシア大使館で、2カ月に1回の、日露経協を在日ロシア大使館2階でミハイル・ガルージン駐日ロシア公使主催により開催。会議は大使館からガルージン公使、コスティン参事官、オヴェチコ参事官、ヤーセネフ参事官、イリエフ一等書記官、サプリン・アタッシェらが出席。FEC側は内藤明人日露委員長、瀬在幸安副会長、都甲岳洋委員長代行とFEC役員30名が出席し会議と続いてのレセプションに出席。互いに本音の意見交換と親睦を深める機会となった。

概 要

開会に際してガルージン公使が歓迎あいさつと日露経協の開催意義を語った。続いて埴岡副理事長が今次日露経協の開催に同大使館が幹事のことに敬意を表した後、ロシア下院選のプーチン与党の大勝利は大統領の見事な戦略と資源高騰の天佑神助に尽きると語った。その後ガルージン公使がロシア下院選挙と日露関係について45分間説明。その中で両国の経済発展はめざましく来年はさらに伸びると語った。

FECを代表して内藤明人委員長が良好な両国関係と自社製品のロシアでの販売が好調であることなどを語り、日露委員の森敏光みちのく銀行顧問が、選挙制度の改正でロシアが非民主化の道をとならないことを期待する。

児玉幸治元通産次官は選挙結果はロシア国民が安定を求めたことであり、与党が3分の2を占め、政治、経済が安定する中で両国の政治課題の北方領土問題についてもよい道が拓けないかなどについて意見を述べ質問を行った。さらには瀬在前日本大学総長がソ連時代から医学交流を行ってきたが最近の両国関係は隔世の感があると語った。質疑応答では志賀ヤンマー専務取締役がモスクワ駐在員の労働許可証等の主務官庁の対応状況についてその改善も含めて質問を行った。

会議閉会後は、会場を隣室に移して公使主催の忘年会が開かれた。公使は「FECの役割はより一層高くなっている。今後とも関係をより強化したい」とあいさつ。内藤委員長が乾杯の音頭をとった後、同大使館員と出席のFEC役員、会員が立食を通じて互いの交流を深める懇親の場となった。

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