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H・ユスフ・アンワル駐日インドネシア大使を招き第37回FECアセアン問題研究会

インドネシア 日アセアン文化経済委員会

2007年01月18日更新

FEC日アセアン文化経済委員会(大使が日本企業の投資促進を要請)

主催者代表あいさつをされる稲森俊介日アセアン委員長・味の素特別顧問=ホテルオークラ本館11階「スターライト」特別室

主催者代表あいさつをされる稲森俊介日アセアン委員長・味の素特別顧問=ホテルオークラ本館11階「スターライト」特別室

ユスフ・アンワル駐日インドネシア大使=ホテルオークラ本館11階「スターライト」特別室

ユスフ・アンワル駐日インドネシア大使=ホテルオークラ本館11階「スターライト」特別室

とき

平成19年(2007)1月18日(木)12時〜14時

ところ

ホテルオークラ本館11階「スターライト」特別室

概要

駐日インドネシア大使を招き第37回アセアン問題研究会。

内容

テーマ

「来年の日本とインドネシア国交樹立50周年を前にして」

内 容

FECは昨年に開催予定であったアンワル駐日インドネシア大使を招いてのインドネシアセミナーを新年早々に同大使を招き開催した。大使はインドネシア財務省の官僚出身で同省事務次官等の要職を退任し、財務大臣を経て一昨年11月に駐日大使に着任した大物大使で自宅の池に35匹の錦鯉を飼い日本の唄も歌うという知日派で、セミナーは大使の気さくさもあって和やかなムードで進行した。大使はアジア開発銀行(ADB)理事も努めており、元上司のFEC特別会員の千野忠男前ADB総裁の出席に感激した。

概 要

司会の埴岡副理事長が史上初の大統領選挙で現職を打ち破って当選したユドヨノ大統領は、就任後各国が注目する中で最初に飯村駐インドネシア大使と会い、さらには初外遊は日本であったが、その大統領から駐日大使に任命されたアンワル氏を招いたとあいさつ。

大使は、両国の国交50年を前にして本年より多くの催しを企画している、と述べた後同国の実情について説明した。その基本政策の法の執行強化、特に政治家、公務員の汚職追放、地方自治の振興等の民主化に力を注いでいると強調した。さらには経済はインフレも収まり、外貨準備高も430億ドルと増え、対ドル交換レートも安定し輸出も増加しているなどその安定した実情を資料により述べた。また、貧困追放のための雇用創出、外資導入促進のための税制改革等の投資環境改善、経済特区等インフラ整備も進めていると話した。外交的には日本と中国を対等に扱っているが、しかし日本がもっとも大きな投資国で大切と思っている。中国との貿易も増えているが、それは中国製品が安価で国民が求めているからだと対中関係にもふれた。40分の説明後の昼食を挟んだ懇談でも出席のFEC役員、会員との間で率直な意見を交換した。埴岡副理事長が次回はカラオケ大会を催し大使の美声の披露の場をとの提案にも笑いながら大使も快諾した。

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