HOME >  国際意識向上の啓発と国際親善  > FEC国際問題懇談会  > 藤井裕久新財務大臣を来賓に招き第128回FEC国際問題懇談会を開催=9月1日のFECの催しに続いての大臣出席となった

藤井裕久新財務大臣を来賓に招き第128回FEC国際問題懇談会を開催=9月1日のFECの催しに続いての大臣出席となった

藤井大臣が民主党政権の経済政策を率直に語りFEC役員と活発な質疑応答を行う=経済あっての財政であり、政策の柱は国民生活第一だ

写真
立って講演する藤井財務相、その右は金川FEC会長、左は笹森副議長
  写真
藤井財務相を囲んでFEC役員との懇談の場

と き

平成21年(2009)9月29日(火) 12時〜13時15分

ところ

帝国ホテル東京「桜の間」

概 要

 FEC(会長・金川千尋信越化学工業㈱社長)は9月29日、鳩山新内閣の藤井裕久新財務大臣を招き第128回FEC国際問題懇談会を帝国ホテル東京で開催した。
 開会あいさつで埴岡FEC理事長は「働くとは、端に人達を楽にして上げることの先人の名言がある。この言葉を国語大辞典で調べると、他人のために奔走するとあるが、欧米に説き明かしたい日本古来の労働観だ。新政権はこのことをしっかり踏まえて欲しい」と述べ来賓の藤井大臣を紹介した。
 笹森清元連合会長の紹介を受けた藤井大臣は講演の冒頭に「財務相就任は最後の奉公で自由人の立場でと思っていたが、鳩山、小沢両氏から議員バッチを付けた方がよいとのことで比例区に立候補した」と率直に話した後、財務相としての経済政策を説明した。
 9月24日に米国・ピッツバーグでの金融サミットに出席しガイトナー米財務長官らと会談の内容に触れて、その際は「①日本は内需拡大方針を第一とする、②為替は安定的であること、通貨安競争はやってはならない、③銀行の自己資本比率規制の強化は望ましくない」の三点を話し同長官らの共感が得られた。1930年代に為替ダンピングという通貨安競争を行った。今春のロンドンサミットで、各国は通貨安を競うのをやめようということになった。私は円高になるのをそのまま放置しろとは一言も発言していない。銀行の自己資本強化のことは、基本的には大事だと思うが、そのことが下手に決められると、日本の銀行の貸し渋りがさらに増える可能性があり、強化は少し先に延ばすことを考えることも一考だ。
 次に国民が作った資源配分の適正化が国民生活の安定となると前置きした上で、租税政策、財政政策、地方財政政策について話し、「最高税率の引き上げはしない。子ども手当等の支給はバラマキではなく、国民生活に直結していることにカネを配分することはマクロ経済そのものだ。ムダの排除の一つの4700の公益法人等に2万5000人が天下りをして12兆円のカネが流れているが、情報公開によってこれらの事実がドンドンと世間に出てくる」と指摘、政権交代によって、色々な資料も出てくるし、現実に出てきている。役人も自ら出してきている。それだけではない。今はまずはムダの徹底した排除であり、行政刷新会議が中心となってムダの排除を行っている。補正予算で数兆円のムダは必ずでてくる。高橋是清元蔵相の言葉を引用し、「日本人の働きである経済があってこそ財政があり、政治が信頼されるとカネは出てくる」と強調。財政健全化は重要だが、経済が悪いときは、まずは経済安定が大事だ。日本銀行は少し明るい見通しを出しているが、必ずしもそうではないとの見方もある。エコポイント等で個人消費が少し伸びたことは事実だが、消費の原点である雇用環境と所得環境のうち、雇用環境は7月の失業率は5.7%と過去最悪でより一層悪化している。補正予算などで浮かした数兆円は、本当に国民生活に直結したものに回したいが、しかし、経済がさらに悪化すればその対策費として必要となる。
 続いて昼食懇談に移り松澤建青山学院理事長の音頭で、藤井財務大臣の就任と金川会長の叙勲に祝意の乾杯を出席者一同が行った。その後はFEC副会長の齋藤宏みずほコーポレート銀行会長、生田正治商船三井相談役、小長啓一AOCホールディングス参与らが大臣との間で率直な質疑応答を行った。大臣はずべての質問に気軽に答え且つ一つ一つに丁重に説明を行った。

出席者

[来賓]  藤井裕久財務大臣
 レンツェンドー・ジグジッド駐日モンゴル大使
 ブラゴヴェスト・センドフ駐日ブルガリア大使
 
会 長 金川 千尋 信越化学工業㈱代表取締役社長
理事長 埴岡 和正 
副会長 佐藤 晃一 ㈱ホテルオークラ社友・元会長
 藤田 弘道 凸版印刷㈱相談役・前会長
 瀨在 幸安 元日本大学総長
 荒木  浩 東京電力㈱顧問・前会長
 宮﨑  毅 三菱倉庫㈱相談役・前会長
 岩下 誠宏 ㈱ADEKA取締役名誉会長
 野村吉三郎 全日本空輸㈱最高顧問・前会長
 福澤文士郎 東亞合成㈱取締役相談役・前会長
 武藤 高義 カルピス㈱相談役・前会長
 岡崎 真雄 ニッセイ同和損害保険㈱名誉会長
 松澤  建 学校法人青山学院理事長
 齋藤  宏 ㈱みずほコーポレート銀行取締役会長
 木村 一義 日興シティグループ証券㈱取締役会長
 阿部 紘武 有限責任監査法人トーマツシニアアドバイザー
理 事 後藤 利雄 元駐韓国大使
 松尾 邦彦 国際石油開発帝石㈱代表取締役会長
 木島 輝夫 元駐アルゼンチン大使
 新町 敏行 ㈱日本航空常任顧問・前会長
 ハンス ユーゲン・マルクス 学校法人南山学園理事長
 水谷 四郎 中部電力㈱顧問・前副社長
 小林 哲也 ㈱帝国ホテル取締役社長
 鈴木 弘治 ㈱髙島屋社長
 武井  宏 ㈱ボルテックスセイグン代表取締役社長
 古賀 あや 新開㈱代表取締役会長
 
日中委員長 生田 正治 ㈱商船三井相談役・前会長
日中委員長代行 谷野 作太郎 (財)日中友好会館会長代行・元駐中国大使
日・中東委員長 小長 啓一 AOCホールディングス㈱参与・元通産事務次官
日・中東委員長代行 片倉 邦雄 元駐イラク大使
日越委員長代行 湯下 博之 杏林大学客員教授・元駐ベトナム大使
日越委員会委員 米澤 泰治 米澤化学㈱代表取締役社長
日アセアン委員長 稲森 俊介 味の素㈱特別顧問・元会長
日米副委員長 渡邊 五郎 森ビル㈱特別顧問・元三井化学会長

評議員会副議長 笹森  清 労働者福祉中央協議会会長・前連合会長
 
法人正会員 井川 俊高 大王製紙㈱特別顧問・前会長
 森  俊三 信越化学工業㈱代表取締役副社長
 秋本 俊哉 信越化学工業㈱取締役秘書室長
 佐藤 英昭 特許業務法人共生国際特許事務所代表弁理士
 友成 冨実 ㈱友成工芸取締役

事務局長 小木曽 佐知夫 社団法人アジア国際交流機構事務局長、企画事業部次長 前田 貴俊

FEC国際問題懇談会に戻る

更新日: 2009年09月29日