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第55回FEC関西国際フォーラムが5月17日午前11時から神戸市中央区のホテルオークラ神戸で開かれた。
「FEC国際親善協会」から「民間外交推進協会」に改称して催す初めてのフォーラムで、関西LFECの会員や個人、法人会員約50名が出席した。
島田寿美関西LFEC幹事の司会で冒頭、木島輝夫FEC理事・元駐アルゼンチン大使が主催者あいさつし、「イラク戦争、民族紛争、災害など世界各地で多くの人が困っている中で、関西LFECが草の根の民間外交として活動していることを高く評価したい。協会も新しい気概で民間外交を展開していく」と述べた。
次いで弘世ふく子FEC参与・関西LFEC代表幹事が、フォーラム特別講師の元外務省中東局長でシリア、ウクライナ大使を歴任し昨年11月に就任した天江喜七郎関西担当大使のプロフィールを紹介した。
特別講演に立った天江大使は「今日の国際情勢と日本の外交課題」について約1時間にわたり、やさしく丁寧に説明した。
その中で大使は、「国際情勢の枠組みが変化し、いまや米国一極主義から経済発展の著しい中ロ対米国となっている」とし、日韓関係については、「盧武鉉大統領になって対日強硬路線をとり、竹島問題では中立の国際司法裁判所への提訴すら拒否し、また日中関係でも国内安定確保のため靖国、領土、資源問題を戦略として取り上げている」とした。今後の日本外交の課題については「米国のアジア政策には、①日米安保による政策、②中国にも責任を持たせ日中バランスをとる、③経済力からみて中国重視、の3つのオプションがあるが、これからも日米首脳が密接なので、日米同盟が機軸として展開するだろう。従って隣国である中・韓と相互理解を深める外交努力が必要だ」と締めくくった。
このあと大使と出席者の懇談会がもたれ、日本の安保理常任理事国入り問題やイラン核開発など活発な質疑があり、盛会のうちに終わった。
(永田二朗FEC参与・記)
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国際社会の枠組みの変動について説明する天江喜七郎関西担当大使
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