![]() (あいさつする小長FEC日中東委員長、その右は片倉同委員長代行) |
![]() (中東情勢も講演するコーヘン駐日イスラエル大使) |
| と き | 平成19年(2007)2月8日(木)12時~14時 | |||||||||||||||||||||
| ところ | ホテルオークラ東京・本館11階 | |||||||||||||||||||||
| テーマ | 日本人とユダヤ人の共通性及び中東情勢 | |||||||||||||||||||||
| 内 容 | FEC日中東文化経済委員会(委員長・小長啓一AOCホールディングス(株)相談役)は2月 8日、エリ・コーヘン駐日イスラエル大使を招き第17回中東問題研究会をホテルオークラ東京で開催した。開会に際して、小長啓一日中東文化経済委員長が、「日本とイスラエルの文化、歴史の類似性、イランなど中東情勢の展望など大使の率直な見方を伺いたい」と主催者挨拶。埴岡FEC副理事長より、「多くの日本企業がイスラエルの特許を利用するなど経済関係は深まっている。大使も両国関係強化に日々尽力されている」と大使を紹介した後、コーヘン大使より、「日本人とユダヤ人」をテーマに、両国の類似性、イスラエル経済、中東情勢について見解が述べられた。研究会にはFEC役員・会員らが多数参加し、講演後昼食を挟んで大使と活発な議論がかわされた。 | |||||||||||||||||||||
| 講演要旨 | 一神教のユダヤ教と八百万の神々から成る日本の神道には共通性がある。出雲大社の19の部屋は、「すべての場所に神は宿る」と解釈される。ユダヤ人も1と9を加算した10から無限を想像する。両国民とも伝統、知恵、知識に立脚している。04年ノーベル化学賞を受賞した当国の学者が20年来の関係を重視し、世界中の大学から阪大を選び教授に就任した。 イスラエルは第2のシリコンバレーといわれ、IT、ナノテク、バイオ、セキュリティ技術、農業技術立国だ。ジュネーブでの技術コンテストでは、米国を抑え1位を獲得した。米ナスダック証券市場上場社数は、米国に次ぐ2位へ上昇した。インテルは3工場を持ち、ペンティアムⅣもイスラエル製だ。短距離航空機製造技術も高く、インドに輸出した航空機から、パキスタンはすべての行動が監視されている。 温暖化から世界中で砂漠化が進行しているが、イスラエルだけが砂漠化阻止に成功している。「砂漠と闘わず一緒に仕事をする」発想で、太陽熱、土壌、ITを駆使した有機農法を開発した。砂漠トマトは甘く全量輸出され、砂漠プールではエビ、魚の養殖が盛んだ。国連環境計画へも支援しており、イスラエル科学者と日本の経済人が協力できる分野だ。 イ日貿易は過去2年で5割増と好調。日本の企業進出は30社。1月のリヴニ外相の訪日時に両国の政治対話強化、経済・文化交流の拡大が協議された。 79年迄イランとの関係は良好だったが、イラン革命後は敵対関係になった。イスラム過激派はコントロール不能故、政権交代が望ましいのだが。中東では、シーア派と穏健派との勢力バランスが崩れており、周辺諸国にも脅威だ。イランが強大になると、シーア派を抱えるイラク、サウジが困る。各国とも米国に何とかして欲しいと思っているが、イラン攻撃は大問題。イランはイラクと異なり複数の核施設をもつからだ。 米国は勝つというイメージが必要。イラクで負けると、「米国は弱い」とみられ、過激派台頭の恐れがある。イラクへ米軍増派するまで米国の仕事は終わらない。 |
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| 懇談・質疑応答 |
政治、経済、文化面などの広範なお話で大変有益であった。両国は深い精神で繋がっており、今後とも良好な関係を強化していきたい。 |





