![]() (ハンス=ヨアヒム・デア駐日ドイツ大使) |
![]() (主催者を代表し挨拶する河野俊二FEC日欧文化経済委員長) |
| と き | 平成19年(2007)2月14日(水) 12時~14時 | |||||||||||||||
| ところ | ホテルオークラ東京・本館11階 | |||||||||||||||
| テーマ | 「日独、日欧関係の今後とEU」を演題にハンス=ヨアヒム・デア駐日ドイツ大使がその考え方を大いに語る(昨夏に23年ぶりの日本勤務、日本語も交えて) | |||||||||||||||
| 内 容 | FEC日欧文化経済委員会(委員長・河野俊二東京海上日動火災保険(株)相談役)は2月14日、ハンス=ヨアヒム・デア駐日ドイツ大使を招き第61回日欧経済等フォーラムをホテルオークラ東京で開催した。開会に際して、河野日欧文化経済委員長が、「安倍首相訪独時にメルケル首相と日独両国は戦略的パートナーとして確認された。今後の協力分野、拡大EUの行方、などの話を伺いたい」と主催者挨拶。埴岡副理事長より、「デア大使は日本勤務三度目で気配り上手」と大使を紹介した後、デア大使より、「日独関係の今後とEU」をテーマに、両国の協力可能分野、内政面の課題について見解が述べられた。研究会にはFEC役員・会員が多数参加し、講演後活発な議論がかわされた。 | |||||||||||||||
| 講演要旨 | 07年前半ドイツはEU議長国を務める。日独両国は、民主主義、市場経済等基本的価値を共有する経済大国で、国際的責務を担う成熟国家である。日独パートナーシップは次の分野で協力可能だ。 (1)安全保障、国防:大量破壊兵器拡散防止、テロ対策。ドイツは国連軍中心に各地に9千人派兵している。両国は中立、非核保有国の共通の立場から、世界平和へ貢献できる。(2)G4による安保理改革の実現、(3)エネルギー政策:安定供給確保と消費効率向上が課題。(4)世界貿易:多国間自由貿易。透明性と監視機能強化が課題。(5)知的財産権保護、(6)世界保健、(7)災害予防:日本の経験を第三世界へ助言、支援。(8)貧困対策:両国からの支援。 このほか、EU50年の経験やNATOの集団防衛体制のうち、アジアの地域間協力へ適用可能な部分を両国で協議したい。30年前の日米欧三極委員会では、日欧関係が他より弱かったが今も同じだ。日欧関係を強化すれば全体の三極関係も強まろう。 内政面では多くの課題が共通する。少子高齢化から、年金、介護、医療等の社会保障問題は深刻。教育制度改革も同様に問題。雇用問題では、勤務実態を如何に制度化するかが課題。終身雇用は漸減した。若者の雇用は流動化し、賃金格差とワーキング・プアが増加した。 外国人労働者問題はドイツが日本より経験豊かだ。60年代から受入れを積極化させた結果、経済難民や政治亡命者も大量に流入した。社会への同化策が不十分なため今でも問題を抱えている。 行政については、国・地方と民間の分担につき十分な議論が必要だ。 最後に、(1)若者の関心を惹起させること、(2)両国間で科学技術協力拡大の可能性があること、を提言したい。3月25日はEU誕生50周年記念日であり、将来は日欧パートナーシップの記念日ともしたい。 |
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| 懇談・ 質疑応答 |
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