現在、オランダ・ハーグの国連の国際司法裁判所判事の小和田恆FEC評議員会議長は夏休みで一時帰国に際しての7月27日(木)昼、東京全日空ホテルで「平成18年度FEC評議員会」を開会した。小和田議長は同日朝にタイ・バンコクから成田に到着した。
会議は、FEC理事長の斉藤邦彦元駐米大使が、「小和田議長のご帰国を受けてこれより評議員会の開会です。」とあいさつ。続いて、小和田議長が、欧州に住んでいて見る日本、そして欧州情勢と日欧関係について率直な考え方を語った。「今、欧州は経済が不振にあって、政治面においても、これからの欧州や世界はどうなるのか、という不安定要因がある」、「その一例がEU憲章のフランス、オランダでの国民投票結果がNOであったことではないのか、国民は安い人件費の人や安い品物が入り込んでくる中で生活に影響がでることで現実的に身近に感じたことが直接要因で、本質的には大衆の反逆ではないか」と、一般国民、社会が見た欧州の現状について述べた。続いて関連して元国連事務次長の明石康スリランカ問題担当日本政府代表が、EU委員会から見た欧州と国際情勢は、「国際政治の場でジワジワとその影響力を伸ばしており、EU独自の動きを進めている」と意見を述べた。
引き続いて小和田議長と出席者が一人ひとりが中東情勢、EUの拡大と深化など幅広く意見を述べ、質疑応答を行った。全ての出席者が次々に意見を活発に述べるという談論風発の場となった。
閉会に際して、副議長の笹森清前連合会長は、「これだけの日本の各界を代表される顔ぶれが集い、しかも国際問題をハイレベルにおいて真剣且つ活発に意見を交換する場は実に素晴らしいこの輪をもっと拡大すべきである」と閉会あいさつを行った。
![]() 立ってあいさつのFEC理事長の斉藤邦彦元駐米大使、FEC評議員会副議長の笹森清前連合会長(左端) |
![]() 小和田恆FEC評議員会議長(国際司法裁判所判事) |





